宅配ドライバーさんは腰痛持ちの人が多い。
運転で座っている時間が長く、荷物の積み下ろしなど、腰をかがめる動作が多い事から腰への負担が蓄積しやすいことが原因として挙げられるだろう。
そのため、普段からストレッチをしたり腰痛予防のグッズを使ったりと体調管理に気遣いながら、日々大切なお客様の荷物の配送を頑張っている。
そんな宅配ドライバーさんに朗報！
石川県工業試験場はアシストスーツを着用する人の腰痛予防を狙った新たな機構を開発した。
一般的なアシストスーツには、
①腰を丸めると背中部分のゴムのような弾性体が筋力を補助するもの
②背中に曲げにくい部材が付いて姿勢を矯正するもの
があり、①は腰を丸める姿勢が腰痛に繋がる可能性があり、②は一般的な作業がしにくく、常時着用が難しい。
今回、石川県工業試験場が開発したアシストスーツに装着可能な腰痛予防の機構は、重量物を持ち上げる時にひもを引っ張ると、背中の部材が曲がらなくなり、腰の負担が少ない背すじが伸びた状態に姿勢を矯正する。部材は樹脂製で普段は柔らかく、一般的な動作を妨げないので介護や宅配などの作業現場での活用につながる。
今後、アシストスーツ関連の企業への技術移転を目指すとのこと。
近い将来、この腰痛予防の機構がアシストスーツに搭載されて、宅配ドライバーさんが腰痛の心配から解放される日が待ち遠しい！
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