「物流の2024年問題」にメルカリ、ZOZOが対応策

国土交通省では、昨年に引き続き4月を「再配達削減PR月間」として、さまざまな取り組みを進めています。

4月は再配達削減PR月間、官民協力し取り組み強化(LOGISTICSTODAY)

そんな中、フリマアプリ最大手のメルカリはSBS即配サポートと連携し、3月28日から東京・神奈川・埼玉・千葉の1都3県で「エコメルカリ便」提供を開始しました。

〜置き配による再配達削減で、サステナブルな配送を実現〜(メルカリHP)

「エコメルカリ便」とは、宅配便100サイズまで送料一律730円で、非対面発送サービス「SMARI(スマリ)」から発送して「置き配」指定で受け取るサービスです。

置き配を指定することで、ドライバーは時間指定がなく、再配達の手間を省くことができます。また、利用者側も宅配便100サイズまでの送料が一律730円で利用できるメリットがありますね。

 また、ファッション大手EC「ZOZOTOWN」を運営するZOZOは、4月2日から22日にかけて「ゆっくり配送」サービスを試験運用することを発表しました。

ZOZOTOWNで「ゆっくり配送」を試験導入、4月2日(火)から開始(PR TIMES)

「ゆっくり配送」は、注文日の5~10日後までに配送するもので、配送件数の削減や、繁閑に応じた発送作業の分散による配送の効率化が見込まれます。代わりに、利用者にはZOZOTOWNでの買い物に使用できるZOZOポイント10ポイントが付与されます。

ZOZOは、これまでにも商品受け取り方法の初期設定を「置き配」に変更するなど、配送ドライバーの負担軽減に積極的に取り組んでいます。筆者の住むマンションでも、ZOZOの大きなロゴが入った荷物が置き配されているのを頻繁に目にします。配送ドライバーにとって、置き配できる荷物はありがたいです。

今後も物流の2024年問題対策に積極的な企業が増えてくることを期待しています。

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